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話題沸騰 “白イチゴ”の秘密に迫る!
最近、ブログやマスコミで取り上げられ、まさに話題沸騰中の“白いイチゴ”。なぜ急にこんなイチゴが出てきたのだろう。熟していないだけじゃないのか?
そんな疑問を解決すべく、この品種の開発元に直撃取材を試みた。話を伺ったのは、山梨県小淵沢町にある三好アグリテック株式会社。ここの広報を務める堀谷さんだ。
そもそも、この白いイチゴってナニモノなんですか?
「この品種は『初恋の香り』というのですが、新しい品種を作る過程で偶然できたんです」と堀谷さん。「弊社は従来より、イチゴの様々な『親』を掛け合わせて、大きいもの、味がいいもの、色が違うもの…など新しい品種を作る“育種”を行ってきました。その過程で白い品種ができたんです。この初恋の香りは、見ためは熟していないようで食べてみると甘みが強く、あまりのインパクトに商品化しようという動きになりました」
なるほど。でもココにきて大ブレイクしていますが、いったいいつ誕生したんでしょう?
「実は、誕生したのは20年前なんです。弊社と福島県の育種家の方とで共同開発したのですが、20年近く掛けて毎回同じイチゴがなるように“品種固定”を行い『初恋の香り』ができました」。
商品化まで長~い年月を経て、ようやく一定の品質を確保したものの、最初は生産を依頼した農家に「イチゴは赤いから売れるんだ。こんな白いものは売れないよ」と断られたこともあったという。そういう苦労をひとつひとつクリアして、いよいよ昨年12月に販売を開始したわけだ。
でも、なぜここまで人気になったんでしょう?
「見た目が白いので“酸っぱい”という先入観があるのだと思います。実際はジューシーで、糖度も12度程度あって甘いのですが、“酸っぱいかも”と思って食べるのでそれ以上に甘く感じちゃうんですね。また品種名にもあるように、イチゴ独特の香りが強いので驚かれているようです」。
現在では東京の百貨店でも「店頭に並ぶとすぐに売れてしまう」とかなり大好評。紅白で詰められている商品は贈答用としても大人気なのだ。現在は苗の量が十分でなく、限られた契約農家のみが作っている状態で、流通量の少なさから1粒500円するものも。まさに大フィーバー状態なのだ。
では、気になる今後の展開は?
「この初恋の香りについては、ブライダルや、お菓子などに幅広く展開して行きたいと考えております。そして今後もイチゴの新品種の開発を行うことによって、生産者や消費者のみなさんに喜んで頂けるよう、がんばります!」
ということは、今後もイチゴ業界にびっくりイチゴが出てくることもあるのかも。新しい“イチゴ感”を確立しつつあるこの白イチゴに注目なのだ。【東京ウォーカー/末次 剛】
そんな疑問を解決すべく、この品種の開発元に直撃取材を試みた。話を伺ったのは、山梨県小淵沢町にある三好アグリテック株式会社。ここの広報を務める堀谷さんだ。
そもそも、この白いイチゴってナニモノなんですか?
「この品種は『初恋の香り』というのですが、新しい品種を作る過程で偶然できたんです」と堀谷さん。「弊社は従来より、イチゴの様々な『親』を掛け合わせて、大きいもの、味がいいもの、色が違うもの…など新しい品種を作る“育種”を行ってきました。その過程で白い品種ができたんです。この初恋の香りは、見ためは熟していないようで食べてみると甘みが強く、あまりのインパクトに商品化しようという動きになりました」
なるほど。でもココにきて大ブレイクしていますが、いったいいつ誕生したんでしょう?
「実は、誕生したのは20年前なんです。弊社と福島県の育種家の方とで共同開発したのですが、20年近く掛けて毎回同じイチゴがなるように“品種固定”を行い『初恋の香り』ができました」。
商品化まで長~い年月を経て、ようやく一定の品質を確保したものの、最初は生産を依頼した農家に「イチゴは赤いから売れるんだ。こんな白いものは売れないよ」と断られたこともあったという。そういう苦労をひとつひとつクリアして、いよいよ昨年12月に販売を開始したわけだ。
でも、なぜここまで人気になったんでしょう?
「見た目が白いので“酸っぱい”という先入観があるのだと思います。実際はジューシーで、糖度も12度程度あって甘いのですが、“酸っぱいかも”と思って食べるのでそれ以上に甘く感じちゃうんですね。また品種名にもあるように、イチゴ独特の香りが強いので驚かれているようです」。
現在では東京の百貨店でも「店頭に並ぶとすぐに売れてしまう」とかなり大好評。紅白で詰められている商品は贈答用としても大人気なのだ。現在は苗の量が十分でなく、限られた契約農家のみが作っている状態で、流通量の少なさから1粒500円するものも。まさに大フィーバー状態なのだ。
では、気になる今後の展開は?
「この初恋の香りについては、ブライダルや、お菓子などに幅広く展開して行きたいと考えております。そして今後もイチゴの新品種の開発を行うことによって、生産者や消費者のみなさんに喜んで頂けるよう、がんばります!」
ということは、今後もイチゴ業界にびっくりイチゴが出てくることもあるのかも。新しい“イチゴ感”を確立しつつあるこの白イチゴに注目なのだ。【東京ウォーカー/末次 剛】
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