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場所によってなぜバラバラ?スポーツ競技場の広さのナゾ

新広島市民球場がこの春に完成する。ホームからの距離は中堅122m、右翼100m、左翼101m。サイズは旧市民球場よりも一回り大きい。ところで、かねてから筆者には、スポーツで不思議に思うことがあった。野球に限らずサッカーなどでも、スタジアムによって競技場の広さが違うのはナゼ? まずは『わかりやすい野球のルール』(成美堂出版)の監修者、粟村哲志氏に話を聞いた。

「野球は元々アメリカの空き地で生まれたスポーツ。ですから球場の広さは外野までの距離が76.2m以上というのが原則で、それ以外は基本的に自由です」(粟村氏)

わお! 意外にルーズだった野球のルール。なお、旧広島市民球場の中堅までの距離は116m。昔からホームランが多くて打者有利とされてきた。

「球場の広さが違うと不公平だと感じることもあるでしょう。しかし、この感覚はプレイヤーの能力によって変わるもの。たとえば旧市民球場も、プロ選手にとっては狭くても、少年野球の打者にとっては広すぎるかもしれない。野球にはルールに幅を持たせることで、プレイヤーのレベルに応じた球場を造れる柔軟性があるのです」(同)

プレーと競技場の広さの関連性は、サッカーにも見られる。実際、欧州のピッチはパスサッカーを主体とするスペインなどでは横に広く、カウンター攻撃が多いイングランドなどでは縦・横とも狭いとされる。サッカージャーナリストの木野義晴氏は言う。

「サッカースタジアムの公称サイズは、国際試合にも対応した縦105m、横68mがほとんど。でも欧州各国リーグなどでは、実際の広さを“いじっている”ケースをよく見かけます。根底にあるのは、よりサッカーを面白くしようという意思。ピッチの広さがホームチームに有利な試合展開をもたらし、観客を盛り上げるのです」(木野氏)

様々な人たちが無理なくプレーできる汎用性の確保と、ゲームとしての面白さの追求。競技場の広さが持つ役割は、意外にも大きかったのだ。
(R25編集部)

※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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